1.研究テーマ
一秒の間に起こっている事象や現象を知る
何気なく生活している現代社会で一秒が経過するごとに、どのようなことが起き、問題や発展につながっているのかを知らない人が世の中にはたくさんいる。本研究では、そういった人々に一秒の間にはどのようなことが起こっているのかを知ってもらうことを目指す。
2.背景・問題意識
一秒を意識しながら生活している人はどれほどいるのか
人間の寿命が約90年、日数換算で約30000日となった現代社会で、膨大な情報とともに消費されていく一秒を意識しながら常に生活している人はどれほどいるのか。本研究はそのような疑問から生まれ、一秒を知ることが目まぐるしい現代社会の中で時間的余裕を見出すことにつながるのではないかという考えから出発した。
3.問い
言葉から連想される色は共有されるのか
私たちは日常生活の中で時間を意識することなく過ごしているが、わずか一秒の間にも世界では膨大な出来事が起こり、社会の発展やさまざまな問題につながっている。しかし、その実態を認識している人は少ない。では、一秒という極めて短い時間の中で起こる現象を、どのような表現方法で伝えれば、受け手に正しく理解してもらえるのだろうか。また、それらを知ることで、人々の日常の見方や時間に対する意識に変化をもたらすことはできるのだろうか。
4.表現方法
ビジュアルと実写動画で構成する映像作品
概念としてのイメージが強い時間をビジュアルに落とし込むこみ、本来形として意識することの少ない一秒をイメージしやすくする。ビジュアルの後にくる実写映像で実際に一秒の中でどのようなことが起こっているかを説明する。説明と書いたが、文字数はできるだけ少なくし、シンプルなものにすることで、短い時間でも読み取りやすいものにする。時計の駆動音とともに動画を切り替え、聴覚的にも一秒の区切りが受け手に伝わりやすいよう表現する。
5.今後の展開
事象数の充実と表現手法の改善を図る
今後は、今回取り上げた事象だけでなく、一秒の間に起こるさまざまな現象を追加し、より多角的に一秒の中で起きている出来事を伝えられる作品へと発展させていく。また、テーマが「一秒」であることを踏まえ、映像が冗長にならないようテンポや尺を調整しながら制作を進める。さらに、現状ではストーリー性が十分ではないため、ストーリーテリングの要素を取り入れ、受け手が共感しながら時間の価値や社会とのつながりを実感できる映像表現を目指したい。
企画・制作
鈴木 暖斗
鈴木 暖斗
使用ソフト・ツール
Maya / Adobe Substance 3D Painter / Adobe After Effects / Adobe Stock
参考文献・参考作品
山本良一「1秒の世界」「1秒の世界2」