1.研究テーマ
SNSやスマートフォンによる影響を可視化する映像表現
スマートフォンやSNSは、現代の生活に欠かせない存在となっている。一方で、その利用時間や利用回数は年々増加しており、多くの人が気づかないうちに長い時間を画面の中で過ごしている。本研究では、SNS利用に関するさまざまなデータをモーショングラフィックスによって可視化し、数字を並べるだけでは伝わりにくい社会の現状を、一日の流れに沿ったストーリーとして表現することで、見る人が自分自身のスマートフォンとの向き合い方や時間の使い方を見つめ直すきっかけとなる映像作品の制作を目指す。
2.背景・問題意識
SNS利用は身近である一方、その時間や影響を意識する機会は少ない
SNSは情報収集やコミュニケーションなど多くの利便性をもたらしている一方で、無限スクロールや通知機能などによって利用時間が長くなりやすい特徴を持つ。しかし、自分が一日にどれほどスマートフォンを利用しているのか、その時間がどれほど大きな割合を占めているのかを実感する機会は少ない。本研究では、利用実態をデータとして可視化することで、普段意識しないスマートフォンとの関わり方を見つめ直すきっかけをつくりたいと考えた。
3.問い
データをどのように表現すれば、数字以上の実感として伝えられるか
統計データは客観的な情報を伝えることができる一方で、数字だけでは印象に残りにくく、自分事として受け止められないことも多い。そこで本研究では、日常生活の流れに沿ってデータを配置し、視覚的な演出や比較表現を取り入れることで、SNS利用の規模や影響をより身近なものとして感じてもらえるのではないか。また、データストーリーテリングを用いることで、見る人自身の生活を振り返るきっかけになるのではないかという仮説を立てた。
4.表現方法
一日の生活を追いながら、データが物語として展開するモーショングラフィックス
一日の生活の流れに沿って展開するモーショングラフィックスとして制作する。起床から就寝までの場面ごとに、スマートフォンの平均利用時間や無限スクロール、心理的幸福度などのデータを順に配置し、情報が自然につながるストーリーを構成する。Adobe Illustratorで制作したイラストやインフォグラフィックスをAdobe After Effectsでアニメーション化し、数字の変化や比較を視覚的に分かりやすく表現することで、データをより印象的に伝える映像作品を目指す。
5.今後の展開
データを見るだけでなく、自分の時間の使い方を考えるきっかけへ
本作品は、SNSの利用そのものを否定することを目的とするものではなく、データを通して自分自身の時間の使い方を見つめ直すきっかけを提供することを目指している。数字の規模や比較などの情報を伝えるだけでなく、映像ならではの演出やストーリー性をさらに高めることで、数字に感情や実感を伴わせる表現を追求する。また、情報をより印象的に伝えるためのデータストーリーテリングを活用した情報デザインの可能性についても、制作を通して検証していく。
企画・制作
齋藤 りいな
齋藤 りいな
使用ソフト・ツール
Adobe Illustrator / Adobe After Effects
参考文献・参考作品
デジマーケジャーナル(2026)
「日本人のスクリーンタイム最新データと健康への影響」
https://mobinc.jp/media/2026/01/03/japanese-screen-time-data-health/
速読マガジン(2026)
「読書速度の平均は分速何文字?日本人のデータと自分の速さを知る方法」
https://speed-reading.jp/2026/03/27/average-reading-speed-japanese/?utm_source=chatgpt.com
「読書速度の平均は分速何文字?日本人のデータと自分の速さを知る方法」
https://speed-reading.jp/2026/03/27/average-reading-speed-japanese/?utm_source=chatgpt.com
Geriatrics & Gerontology International(2020)
「Reference value on daily living walking parameters among Japanese adults」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32378318/
「Reference value on daily living walking parameters among Japanese adults」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32378318/
Time Out Tokyo(2020)
「How to travel from Tokyo to other Japanese cities」
https://www.timeout.com/tokyo/travel/how-to-travel-from-tokyo-to-other-japanese-cities?utm_source=chatgpt.com
「How to travel from Tokyo to other Japanese cities」
https://www.timeout.com/tokyo/travel/how-to-travel-from-tokyo-to-other-japanese-cities?utm_source=chatgpt.com
U-Site(2023)
「無限スクロール:利用すべきとき、避けるべきとき」
https://u-site.jp/alertbox/infinite-scrolling-tips
Sundholm, J. (2025)
Your fingers scroll over 85 miles on your phone every year, study finds. YourTango.
https://www.yourtango.com/self/fingers-scroll-over-85-miles-phone-every-year
「無限スクロール:利用すべきとき、避けるべきとき」
https://u-site.jp/alertbox/infinite-scrolling-tips
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https://www.yourtango.com/self/fingers-scroll-over-85-miles-phone-every-year
総務省(2019)
『令和元年版 情報通信白書』第4節「インターネット上のサービス利用時間と利用率」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd114210.html
『令和元年版 情報通信白書』第4節「インターネット上のサービス利用時間と利用率」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd114210.html
Przybylski, A. K., & Weinstein, N. (2017)
A Large-Scale Test of the Goldilocks Hypothesis. Psychological Science, 28(2), 204–215.
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0956797616678438
A Large-Scale Test of the Goldilocks Hypothesis. Psychological Science, 28(2), 204–215.
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/0956797616678438
LIFETOPI「FOMO(フォーモ)とは?SNSで広がる『取り残される不安』の正体と心理学」
https://lifetopi.com/fomo-psychology/#index_id1
https://lifetopi.com/fomo-psychology/#index_id1
KDDI TIME&SPACE(2021)
「スマホを見ながら寝落ちすると眠りの質が低下する?睡眠測定アプリで検証してみた」
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20210910/3170.html
「スマホを見ながら寝落ちすると眠りの質が低下する?睡眠測定アプリで検証してみた」
https://time-space.kddi.com/au-kddi/20210910/3170.html
Oxford Word of the Year 2024. Oxford University Press, 2 Dec. 2024.
https://corp.oup.com/news/brain-rot-named-oxford-word-of-the-year-2024/#:~:text=Following%20a%20public%20vote%20in%20which%20more%20than,of%20the%20Year%20for%202024%20is%20%E2%80%98brain%20rot%E2%80%99.
https://corp.oup.com/news/brain-rot-named-oxford-word-of-the-year-2024/#:~:text=Following%20a%20public%20vote%20in%20which%20more%20than,of%20the%20Year%20for%202024%20is%20%E2%80%98brain%20rot%E2%80%99.