1.研究テーマ 
世界のことわざをビジュアル化して映像にしたら印象は変わるのか
日本と世界のことわざでは同じ意味でも、モチーフや表現方法が大きく異なっていることがあることを発見した。一方で、異なる表現であっても伝えたい教訓には共通点が多く見られ、その違いには各国の文化や生活環境が反映されていると考えられる。本研究では、世界各国のことわざをピクトグラムでビジュアル化し、モーショングラフィックスとして表現することで、言葉だけでは伝わりにくい意味や文化的背景、各国の共通点・相違点がどのように伝わるのかを検証する。また、ビジュアル化によってことわざの印象や理解がどのように変化するのかについても考察する。
2.背景・問題意識 
ことわざと文化は密接に結びついている
ことわざには、その国の文化や価値観が反映されている。同じ意味を持つことわざでも、国によって用いられるモチーフや表現方法が大きく異なる点に興味を持った。近年はSNSや自動翻訳の普及により、異なる言語でのコミュニケーションが身近になっている一方で、言葉を直訳しただけでは本来の意味や背景が十分に伝わらない場面も少なくない。文化や考え方の違いによる価値観の相違は避けられないが、言葉の違いによって生じる誤解や齟齬は、工夫次第で減らせる可能性があると思い、本研究に至った。
3.問い
ビジュアル化で印象が変わるのか
本研究では、異なる国のことわざを同じ表現方法でビジュアル化することで、意味の理解や印象がどのように変化するのかを検証した。また、言葉だけでは伝わりにくい文化的背景や価値観、各国の共通点・相違点が、映像として表現することでより直感的に伝わるのかについても考察する。さらに、ピクトグラムとモーショングラフィックスを用いることで、ことわざの理解を助けるだけでなく、異文化への興味や関心を高める表現になるのではないか。
4.表現方法
ピクトグラムを使ったモーショングラフィックス
使用する素材には、シンプルでありながら一目で意味を理解しやすいピクトグラムを採用した。各国のことわざを統一したデザインでビジュアル化することで、表現方法の違いではなく、モチーフや文化的背景の違いに着目しやすくする。そしてAfter Effectsを用いてモーショングラフィックスとしてアニメーション化し、ことわざの意味や状況の変化を視覚的に表現する。これにより、言葉だけでは伝わりにくい意味や文化的背景、各国のことわざの共通点や相違点を直感的に理解できる映像作品を目指した。
5.今後の展開
作品のブラッシュアップと研究内容の深堀
まだ詰めが甘いところや思ったのと違うところがあるので、そこのブラッシュアップや確認し、さらに取り上げることわざを増やす。これまで収集した世界各国のことわざをさらに調査し、意味やモチーフ、文化的背景などの観点から分類・比較を進め、余裕があればことわざが生まれた背景や、その国ならではの動物や食べ物が用いられている理由についても調査し、表現の違いと共通点を明らかにしたい。また、今回は日本語が理解できる人向けの映像になってしまったので、グローバルな作品にしていきたい。
企画・制作
安達湖春

使用ソフト・ツール
AfterEffects/Illustrator

参考文献・参考作品
「世界ことわざ比較辞典」
「世界ことわざ図鑑」
「東京2020動くスポーツピクトグラム」
「Life in Five Seconds」

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