1.研究テーマ
見えないものを見えるように
人は見えないもの、わからないものに探求心が湧く。そしてそれらが見えるように、理解した時さらに探求心が深まる。探求心の深まりは、学びを継続的に促すことが出来る。学びの継続は人間の成長の一つであり、大事な一面でもあると考える。本研究では、見えないものをビジュアライズし、人の探求心を深めることを目指す。今回は、普段見えないもの且つ身近な存在である「人間の体内」から「脳のニューロン」に焦点を置きビジュアライズを行うことにする。
2.背景・問題意識
調べて終わりになっていた
小さい頃はわからないものを常に追求していた。わからないものがわかったとき、また別のわからないが生まれ、時間が許される限りそれを追うのが当たり前だった。しかし年をとるにつれ、わからないものは調べて終わりになっているのではないだろうか?小さい頃の探求心は大人になるにつれ薄れ、消えてしまっただろうか?本研究では、上記の問いに対し、薄れつつある探求心を思い出し、さらに深めることを目的に、活動を行うことにした。
3.問い
どうすれば探求心が湧く作品を作れるか
探求心が湧く作品とはどういうものなのか。そもそも探求心はどうすれば湧くのか、わからないものがわかる時とはいったいどう映像として作れるかということが問いとして出てきた。そこで、見えないものをビジュアライズすることで「見えないものが見えるようになる→わからないものがわかるようになる」ということが起きるのではないかという仮説を立てた。普段見えないものの中でも、規模が大きくなるとわかりづらいのではないかと考え、身近にあるものとして人の体をビジュアライズすることとした。
4.表現方法
見えないものを可視化し、その上わかりやすい動画
本作品では、脳のニューロンを白の道筋、電気信号を様々な色で映像化することにした。電気信号にはそれぞれ別の役割が存在し、その役割ごとで色を変えることとした。別々の役割を色ごとで区別することで見ていただいた方に違いを感じやすくした。この企画の大部分はCGによる見えないもののビジュアライズである。しかしそれだけでは見ていただいた方々が理解できるか怪しい部分が出てくる。そのため説明を付ける必要があると考え、参考文献の一部を省略し、テキストとして載せた。
5.今後の展開
終わることのないビジュアライズ
この企画は探求心を深めることが目的である。探求心を深めることに終わりはなく無限に続く。今回は「脳のニューロン」をテーマに制作したが。人の体でも他にまだまだビジュアライズするものはある。人間の体以外にも、物体やそれを構成する原子などの科学的事象。はたまたスピリチュアル的な事象など、見えないものはこの世にたくさん存在する。終わることのない探求心と、この世に存在する見えないもの、これらが尽きない限り、この企画は終わることはないと考えている。
企画・制作
中村万葉
中村万葉
使用ソフト・ツール
Touch designer、ymm4、premire pro
参考文献・参考作品
「宇宙と脳は構造が似ている」と数学的に証明される! 宇宙は脳で脳は宇宙だった? - ナゾロジー